お知らせ 2021年12月28日 JIREA
まちの研究所及び、まちの保育園・こども園はレッジョ・チルドレン(レッジョ・エミリア・アプローチ)の主催する国際ネットワークに加入しています。2020年には、より公的な組織として、JIREA(Japan Institute For Reggio Emilia Approach)を開設。現在は日本の窓口として、展覧会・シンポジウム、研修ツアーの企画、書籍の出版・翻訳等を行うほか、加入している各国と学び合っています。
この度、2022年1月より、JIREAから新プロジェクト『100のことばはこえる。』展がスタートすることになりました。”展”とついていますが、少し長いスパンで、皆さんといっしょに”育てていく”展覧会を構想しています。レッジョ・エミリア・アプローチの子ども観の根幹にある「子どもたちの100の言葉」。「子どもたちのことば」=「子どもたちの創造性」は、時を超えて、壁やあらゆる境界、国も越えて、より豊かな社会づくりへとつながっていく(肥えていく)。そのような想いと願いを込めて、この展示を名付けました。
子どもはまちの未来そのものです。子どもたちの100の言葉がまちに溢れることで、子どもたちとまちの人の境界がなくなり、対話が生まれ、心を大切な場所に戻し、日常で失っている好奇心を呼び起こさせます。まちが、人が、豊かに力強く活きていくきっかけが生まれるでしょう。子どもたちの視点・表現・感性は、これからの未来に向けて大切なことを気づかせてくれています。
2022年1月、まずは東京から子どもたちのアイデアがまちに飛び出していきます。広く子どもたちのアイデアを募り、日本における「100のことばはこえる」を発信していきます。日本未公開のレッジョ・チルドレンからの展示や、様々なトークセッションも予定されています。また、本プロジェクトは巡回展の形で各地をまわっていきます。
年齢や性別や人種をこえて。住んでいる地域の線引きをこえて。子どもと共に、あらゆる境界をこえてつながり広がっていきましょう。
詳細は随時、まちの保育園・こども園及び、JIREAホームページ等で公開していきます。コミュニティで育てていく展覧会「100のことばはこえる。」を、これからどうぞよろしくお願いいたします!
「100のことばはこえる」展
主催:JIREA(Japan Institute for the Reggio Emilia Alliance)
まちの研究所株式会社 / ナチュラルスマイルジャパン株式会社
協力:Reggio Children
後援:渋谷区
会期:2022年1月14日~2024年3月(予定)
公式サイト:https://100nokotoba.jp
展覧会の開催にあわせて、レッジョ・チルドレンのプレジデント(代表)クラウディア・ジュウディチ氏をお招きして、オープニングイベントを行います。レッジョ・エミリア・アプローチにおける子ども観の根幹であり、今回の展覧会のテーマにもなっている「子どもたちの100の言葉」。そして、コミュニティの「参加」の概念について、お話をいただきます。
また、オープニングイベント終了後、2月2日には、学習院大学 秋田喜代美先生、Cedep 浅井幸子先生・野澤祥子先生、カンチェーミ・潤子さんにもご登壇をいただく、アフターセッションを予定しております。クラウディアさんのお話を振り返る対談と、参加者の皆様同士での対話の時間も設けておりますので、あわせて是非ご参加をいただけますと幸いです。
【オープニングイベント】
2022年1月14日 19時〜21時(逐次通訳有り)
形式:オンライン
登壇者:レッジョ・チルドレン 代表 クラウディア・ジュウディチ氏
内容:レッジョ・エミリア・アプローチにおける「子どもたちの100の言葉」と「参加」の概念
参加申し込みはこちらから:https://jirea100nokotoba1.peatix.com
【アフタートークセッション】
2022年2月2日 19時〜21時
形式:現地参加とオンラインのハイブリッド型で行います。
登壇者:
秋田喜代美氏(学習院大学 教授 / 東京大学 名誉教授)
東京大学大学院教育学研究科附属 発達保育実践政策学センター 教授 浅井幸子氏
東京大学大学院教育学研究科附属 発達保育実践政策学センター 准教授 野澤祥子氏
カンチェーミ・潤子氏(教育コンサルタント)
参加申し込みはこちらから:https://jirea100nokotoba2.peatix.com
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