イベントレポート 2020年12月21日 co×Co-lab
まちの研究所株式会社と春蒔プロジェクト株式会社は、共創パートナーシップ協定「co×Co-lab」を締結し、10月16日に「『教育イノベーション × クリエイティブコミュニティ』が地域の新しい形をつくる」と題したトークイベントを開催しました。
第一部では、本協定によって広がる新たな取組の可能性について、第二部では、新しい教育の場をつくられた実践者、先駆的にデュアルライフや教育移住を実現されている方々に、現在感じられている暮らしや価値観の変化についてお話をお伺いしました。本レポートでは第一部の模様をご紹介します。
(第二部は後編をご覧ください)
第一部:こどもの教育とクリエイターコミュニティ連携の可能性
【SPEAKER】
田中陽明氏/ 春蒔プロジェクト株式会社 代表取締役、co-lab 企画運営代表
松本理寿輝/まちの研究所株式会社 代表取締役、
ナチュラルスマイルジャパン株式会社 代表取締役(まちの保育園・こども園 代表)
まずは、それぞれの会社の簡単な事業紹介を行いました。
松本:「都内5箇所にて、「まちの保育園」「まちのこども園」という保育園、認定こども園を運営しています。まさに、今回の協定にも関連しますが、子どもたちの創造的な活動、クリエイティブな学びを大切にしながら、まちぐるみで子どもたちの学びの場をつくっていきたい。あるいは、子どもたちがまちに参加しながら、園自体がいわゆるまちづくりの拠点になっていく、そのようなことを目指しています。」
田中:「春蒔プロジェクトという会社の代表と、「co-lab」というクリエイター専用のシェアオフィスの企画運営の代表をしております。「co-lab」は2003年からスタートしており、現在は600人くらいのクリエイターの集積となっています。クリエイターとのコラボレーションにより、今まで様々なプロジェクトを行ってきました。会社としては、私たちも、クリエイターを核にしてまちづくりがしたいという想いを持っており、co-labを新設する度に街に貢献できるテーマを設けて実践してきました。最近は大型の施設開発にco-labが導入されるケースも増えてきており、開発全体のブランディングやデザインのディレクションに関わりながら、まちづくりに関わる機会をつくり実践しております。」
松本と田中は10年来の付き合いがあり、それぞれ、子ども・クリエイターを中心としたまちづくり・コミュニティづくりを行っているという共通項がありました。この時代に、2社で社会に向けて貢献できることがあるのではないかというディスカッションから、本パートナーシップが生まれました。
イベント内では、本パートナーシップで想定している事業をご紹介。
具体的に想定されている自治体との都市開発プロジェクトの話や、コロナ禍においてより加速する都市間競争の中での教育やイノベーション(クリエイター)の拠点の重要性、
子どもとクリエイターの出会いが双方に与える良い影響や価値創造についてなど、様々な側面から本協定の可能性についてディスカッションを行いました。
(© Yusuke Watanabe, cocoroé)
「こども×クリエイター」、両社の集合知により、まちづくりや社会性を考えたプロジェクトに参画、貢献していきたいという両代表の想いが語られ、話の尽きない第一部となりました。本協定の詳しい内容については、よろしければこちら をご覧ください。
*co×Co-labでは、本事業に興味をもってくださった自治体やディベロッパーの方など、パートナーを随時募集しております。お問い合わせフォームから、お気軽にご連絡いただけますと幸いです。
(後編へと続く)